グルテン敏感性を疑うべき意外な症状とは?

グルテン敏感性を疑う症状はかなり多岐にわたる。
一見食べ物と全然関係ないのでは?
と思う症状が関係する。

おもな症状は腹痛、下痢、嘔吐、おなかの張り、ガスなど、
胃腸に関係する症状だが、
意外な症状も関係している。

グルテン敏感性の消化器症状

下痢、ガス、腹痛は非常によくある症状。

通じが緩いのはよくあり、
脂肪が吸収されずに出てきてしまう。

逆に便秘の場合もある。

腹痛とおなかの張りもよくある症状だ。

ガスによってゴロゴロとおなかがうるさいことがある。

吸収されない炭水化物が結腸に届くと、
細菌が栄養素を分解して発酵する。

この発酵過程で大量のガスが発生し、
おなかが張って気持ち悪くなる。

また、小腸のダメージによって、
牛乳やその他の乳製品の消化が難しくなる。

乳糖不耐症を合併する場合が多い。
これは小腸の表面のビロードのような絨毛(じゅうもう)で、
乳頭分解酵素を作っているからだ。

小腸のダメージから回復すると、
乳製品を消化できるようになる。

胸焼けもよくある症状だ。グルテンフリーを始めるとよくなる。

グルテン敏感性の皮膚と髪の毛の異常

髪の毛の異常は、抜け毛だ。
抜け毛は亜鉛欠乏で起きることがある。
グルテン敏感性では亜鉛欠乏も起きうる。

皮膚の異常で有名なのは、疱疹状皮膚炎(ほうしんじょうひふえん)だ。
この皮膚炎は、非常にかゆく、水ぶくれのようなぼつぼつが出る。

主に肘や前腕、背中、膝、頭皮、お尻に出る。

この皮疹は、ひどくなったり減ったりするが、
自然にはよくならない。

疱疹状皮膚炎がある人は、通常は消化器症状がないが、
小腸のダメージは起きている。

皮疹の原因の根っこを除去するにはグルテンフリーの食事が必須だ。

グルテン敏感性の口の中と歯の異常

グルテン敏感性では、口内炎や口角炎になりやすい。
これは鉄、葉酸、ビタミンB12不足に関連している。

また歯のエナメル質の発達に影響を与える。
カルシウム吸収不足も関係している。

グルテン敏感性の脳と神経系の異常

吸収不良によるビタミン、ミネラル不足は、
脳と神経系にも悪影響を与える。

それだけでなく、グルテンへの異常な免疫反応が
脳や神経系にもダメージを与えている可能性がある。

偏頭痛に似た頭痛がよく起こる。
重症な頭痛もまれではない。
グルテンフリーで頭痛が起きなくなってくる。

手や足や脚のしびれと刺されるような痛みは、
よく見られる症状だ。

グルテンフリーをはじめると、
徐々になくなっていくが、その反応はとても遅い。
数か月から数年かかる。

ビタミンB12、B6、E、銅の不足で、
神経系の機能に影響が出ることがある。

手がうまく動かせなかったり、
バランスをとったり、歩くのが難しくなったり、
全体的に力が入らなくなったりすることがある。

これは運動失調(うんどうしっちょう)と呼ばれる状態だ。

脳の一部、小脳がちぢんている状態(萎縮)と関係がある。

運動失調は、
早くダメージを与えるのをやめないと、
元に戻らない可能性がある。

グルテン敏感性と疲れや気分のみだれ

グルテン敏感性では、
ぼんやりした状態、
霧の中にいるような感じという
症状がある。

また、よくある訴えは疲れで、
いつも疲れていると言われる。

原因のひとつはビタミン、その他の栄養素不足だ。

ビタミンB12、B6、葉酸の不足、さらに鉄不足だ。

鉄の吸収不足で、ヘモグロビンが十分に作れず、貧血になる。
すると、疲れを感じるし、息が切れる。

もうひとつの原因は、うつ、不安、睡眠不足だ。

グルテン敏感性では、うつと不安を感じる。
グルテンを避けなければという不安やゆううつが生じる。

グルテンを避けても、うつは必ずしも良くならない。
ただ、慣れてくるにしたがって、気分も向上してくる。

グルテン敏感性の骨と関節の異常

小腸がダメージを受けるとカルシウムや
その他骨を作る栄養素の吸収ができなくなる。
そうすると骨と関節に問題が出てくる。

グルテン敏感性では、骨密度が減っている。
骨粗しょう症も多い。

骨が日々生まれ変わっていくには、
カルシウムとビタミンDが重要だ。

グルテン敏感性で、小腸がダメージを受けると、
カルシウムとビタミンDの吸収が悪くなる。

また乳糖不耐症で乳製品を取らないと、
余計カルシウムは不足する。

グルテンフリーの食事で、
骨量の減少を改善する必要がある。

関節の痛みもグルテン敏感性に関連した症状だ。
手、肩、肘、手首、膝、時には背骨や股関節も。

一回に数週間、痛んだりよくなったりする。
関節炎の痛みに似ている。

グルテン敏感性からくる関節炎は、
ステロイドなどの治療ではよくならず、
グルテンフリーに反応してよくなる。

グルテン敏感性のホルモン異常

グルテン敏感性は、ホルモン産生にも影響を与え、生殖機能を乱す。

女性の場合、月経パターンの異常をきたす。
10代の女子の場合は、初潮が遅くなることや、
月経不順や無月経も起こる。

また理由がわからない不妊や流産を繰り返すことがあれば、
グルテン敏感性を疑ってもいいかもしれない。

たとえ不妊であっても、
グルテンフリーにして、
ホルモンや月経パターンが回復すれば、
妊娠の可能性があがる。

また、妊娠中のビタミン、ミネラルの吸収不良は
早産や低出生体重児などの合併症のリスクを上げる。

特に葉酸が不足している場合、
葉酸のサプリメントは二分脊椎の予防に重要だ。

また、グルテン敏感性は、男性不妊にも関係がある。
精子に奇形が増えたり、元気がなかったり、
数が少なくなったりする。
グルテンフリーにすれば、よくなる。

グルテン敏感性とその他の異常

ほかにもたくさん関係している病気はある。

夜盲、ドライアイ、鼻出血、あざ、むくみなど。
肺線維症やサルコイドーシス、萎縮性胃炎、脾臓の萎縮、
心筋症、心筋炎、もしくは心筋の自己免疫反応などなどなど。

 

以上、グルテン敏感性によって起きているかもしれない、
症状について説明を加えながら列挙した。

グルテン敏感性を疑う症状がある場合、
グルテン敏感性の遺伝子検査で、はっきりする。
グルテン敏感性が確定なら、グルテンフリーをやってみる価値はある。

関連記事:グルテンフリーは誰が行うべきなのか?

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