グルテンフリーで症状改善物語その13!いらなかった手術

薬で返って害が出ることがある。
副作用と呼ばれる現象だ。

薬は体にいいものだと思い込んでいるあなた。
考え直したほうがいい。

薬は毒にもなることを知っておくべきだ。
知ったうえでどうするか、どう付き合うかを、
医者等に教わったの上で、自分で決めるべきなのだ。

薬を漫然と使い続けていると、
思わぬ事態になることもある。

医者もしっかりしなければならないが、
あなた自身も自分のことは自分で決める意識を持つべきだ。

グルテンフリー物語―ジェームスの場合―

ジェームスが来院したのは、
小腸を10センチ以上切り取った後だった。

数年前から不調が始まっていて、
背中の手術をしたあとに、
痛みを和らげるために、
高用量のイブプロフェンが処方されていたからだ。

イブプロフェンは代表的な痛み止めだ。
薬局でも買える。

イブプロフェンは胃や腸の粘膜にダメージを与えた。
結果としてリーキーガット(腸漏れ)になった。
そして、便に血が混じるようになった。

ジェームスは消化器内科の専門家を受診した。
消化器内科専門医はピロリ菌感染と胃潰瘍と診断した。

ピロリ菌感染は胃がんの原因となる胃の感染症だ。

ジェームスは抗生物質と胃酸を抑える薬で治療された。

そのあと何も検査はなかったが、
少しの間痛みからは解放された。

しかしながら、数か月後、ひどい腹痛とひきつれを感じて、
救急外来を受診した。

救急外来の医者はクローン病と診断した。

そのあと小腸を10センチ以上も切り取ることになったのだ。

この手術は多分必要なかった。
なぜなら、ジェームスはそれほど
生命の危険にさらされてはいなかったからだ。

逆に、長期間で見ると手術の影響によって、
一生涯の栄養不足のリスクを作ってしまった。
特にビタミンB12と鉄の欠乏のリスクだ。

この話の悲しいところは、
ジェームスが診てもらった医者が、
誰もイブプロフェンの使用について、
確認しなかったことだ。

なぜこれが重要なのか?

よくありがちで、よく知られている、
イブプロフェン内服の結末として、
腸のダメージがある。
血便が証明していた。

ジェームスがかかった医者が、
イブプロフェンのような痛み止めの使い過ぎが危険であることを、
ジェームスに教えていれば、
この最悪の事態を避けられただろう。

栄養状態の検査の結果、
ジェームスのかかえている問題がわかった:

・グルタミン欠乏
・ビタミンB1とB3欠乏
・グルテン敏感性
・食物アレルギー持ち(ポテト、バナナ)
・腸のイースト菌の繁殖過剰

イブプロフェンをやめて、食事を変えてから一年たったあと、
ジェームスは完全回復した。

背中の痛みは消え去った。
腸からの出血も消え去った。

ジェームスはフルタイムで働けている。
痛みや痛みのぶり返しなく、運動ができている。

残念ながら、10センチ以上切り取った腸は戻ってこないし、
その10センチ失ったことによる栄養不足のリスクは、
ずっとついて回る。

ジェームスはなぜ腸を切り取らなければならなかったのか?

ジェームスはクローン病と診断されて、
腸を切り取る手術を受けた。

クローン病は、小腸から大腸につながる、
小腸の最後の部分に炎症や潰瘍ができることが多い。

そのために炎症や潰瘍によって痛みが続き、
痛みを取るため、そして腸が閉じてしまうことを防ぐために、
切り取ってしまったのだ。

もし本当にクローン病なら、
状態によっては適切な処置だろう。

しかしこの経過を見ると、
グルテンフリーによって、
解決したのだから、
クローン病ではなかったことになる。

なので、腸を切り取る手術は不要だったのだ。

腸を切り取る必要があったのは、
イブプロフェンという痛み止めを使い続けていたからだ。

イブプロフェンによって、
出血を起こしていた。

小腸から大腸につながる、
小腸の最後の部分では、
ビタミンB12が吸収される。

そこの部分を切り取ってしまうと、
ビタミンB12不足におちいる危険性が高くなる。

この危険性を一生背負うことになってしまったわけだ。

グルテン敏感性であることがもっと早くに診断されて、
グルテンを食べるのをやめて、痛み止めをやめることができれば、
腸を切り取る必要はなかったわけだ。

何によっても対処不能な、
原因不明の頑固な痛みがあれば、
原因として一度はグルテンを疑うといい。

グルテンフリーを一か月もすれば、
グルテンによって痛みがもたらされているのかどうかは、
判断がつくからだ。

もし全然変わらなければ、
グルテンが原因ではないことになる。

もし痛みがよくなるのであれば、
グルテン敏感性のせいかもしれない。

それがはっきりすれば、
その後の人生は痛みから解放される。

もし、あなたがどうにもならない痛みを抱えているなら、
一度は試してもらいたいと思っている。