双極性障害とは?グルテンと関係あるか?

Kさんは、小柄で、元気な男性の技術者だった。
その時はカスタマーセンターに配属されていた。

神奈川にある部署に所属するのだが、
自宅は千葉だ。

その当時、在宅勤務という制度はなく、
千葉から通うという。

Kさん自身は、双極性障害で休職していた。
奥さんも介護しなくてはならなかった。
Kさんはうつが回復してきたところで、
奥さんの介護をしていたという。

今後も奥さんの介護をしながら、
ご自分は湘南の部署に出社する。

そんなことできるのかと尋ねても、
大丈夫だと言う。

回復してきた程度を尋ねた。

うつで沈んでいるときは何もやる気がでなかったが、
最近は、いろいろとやる気が出てきた。

今はIKEAで買った組み立て家具を作って、
この前は一日作り続けても疲れなかったと。
家具が出来上がるととても達成感があると言う。

子どもの面倒も見ていると。

あーそれはいいですねーと呼応。

なんか不思議な人だなと思いながら、
ま、元気が出てきたのだからいいか。
と軽く考えて復職可能の判断を下した。

そのときは、双極性障害をなんだかよくわかっていなかった。

担当が変わってから後日談を聞いた。

Kさんは、あのあと突き抜けてしまったという。

突き抜けたとは、躁病(そうびょう)に転じた、
躁転(そうてん)したということ。

万能感が出てきて、
寝なくてもどんどん仕事ができるとか、
偉大な支配者なのだとか、
と言い始め、
出社しなくなり、
警察からの連絡で引き取りに行ったという。

そのとき、気づいた。

千葉と神奈川を通うことができるとか、
奥さんの介護をしながらでも可能だとか、
IKEAの組み立て家具を作り続けても疲れないとか、
あれは軽い躁状態だったのかなと。

精神科の投薬できちんとコントロールしたのを
もう少ししっかり見るべきだったな。

双極性障害とは?原因は?治るの?

双極性障害は、元気が出ないうつと、
元気が出すぎる躁(そう)が起きる病気だ。
気分が安定しないわけだ。

原因は不明。
遺伝子型との関係も言われているが、
決定打はなし。

したがって根本治療はない。

しかしながら、対処する薬はいくつかある。
気分を安定させる薬がある。
特にそうを防ぐ薬がいくつかある。

元素番号3番のリチウムを使った薬が一番有名だ。
炭酸リチウム。
イノシトールリン酸代謝を抑える。
もしくはセロトニン、ノルアドレナリンを抑える。

ほかに、けいれん、てんかんを防ぐ薬が使われる。
神経の興奮を抑える。
もしくはGABA(ギャバ)受容体に効く。

GABA(ギャバ)はγアミノ酪酸の頭文字語。

さらに統合失調症に使う薬も使われる。
ドーパミンやセロトニンを抑える。

つまりは、ドーパミン、ノルアドレナリン、
セロトニン、GABAあたりに効かせて、
気分を落ち着かせるということだ。

グルテンとの関係は?

やる気ホルモンのノルアドレナリン、
快楽ホルモンのドーパミン、
幸せホルモンのセロトニン、
鎮静ホルモンのGABAと関係があるなら、
グルテン敏感性とも関係ある。

もしあなたが、グルテン敏感性なら、
腸が炎症を起こしている。
そして、きちんと食事をしていても、
鉄・ビタミンB群の吸収が悪く不足してしまう。

鉄・ビタミンB群不足は、
ノルアドレナリン、
ドーパミン、
セロトニン、
GABAの産生低下を引き起こす。

これらの脳内ホルモンの産生には、
アミノ酸を原材料として、
鉄・ビタミンB群を補因子・
補酵素とした酵素が働いているからだ。

グルテン敏感性で、
鉄・ビタミンB群不足になっているなら、
グルテンを含む穀物をやめて、
鉄・ビタミンB群を多く含む、
肉・魚をきちんと食べて、
さらにサプリメントで補うほうがいい。

メカニズムを考えると
グルテンと関係あると十分想像できるが、
実際のデータも関係性を物語っている。

双極性障害患者さんで、
グルテンに反応している抗体が検出されているという、
研究結果が報告されている。

人のデータでも観察されているわけだ。

もし、あなたが、双極性障害に悩んでいて、
グルテン敏感性だったとしたら、
迷わずグルテンフリーと、高タンパク質の食事だ。
そして、鉄・ビタミンB群不足なら、
迷わずサプリメント補給だ。

栄養素不足が原因なら、それで治るはずだ。
不治の病ではなくなるのだ。
なんとすごいことなのだろうか!