アルコールは太るか?グルテンフリーアルコールならどうか?

今年の年初から原則禁酒している。
しかし、ここのところ何回か飲んでいる。
一回に飲む量は格段に減ったが、
なぜか体重が増える気がする。

今日は、アルコールは太るのか、について。

アルコールはゼロカロリーか?

食べ物を燃やした時の熱量をカロリーと呼んでいる。
体の吸収と利用率を考慮しているとはいうが、
そもそも体の中では食品を燃やしているわけではない。

この事実を確認した後から、
カロリーは無視しろ!の賛成派だ。

しかし、あえてカロリーの話をすると、
エタノールは1gあたり7kcal。
燃やすと、糖質4kcalと脂質9kcalの間になる。

ゼロカロリーではない。

アルコールは脂肪に変わる?

アルコールの有効成分はエタノール。
エタノールは、アルコール脱水素酵素でアセトアルデヒドに変わる。
アセトアルデヒドは、アルデヒド脱水素酵素で酢酸に変わる。
さらに、酢酸にエネルギーのATPを使ってアセチルCoAを作り出す。

ちなみに、アセチルCoAは酢酸とCoA(補酵素A)が結びついたもの。

アセチルCoAはクエン酸回路(TCA回路)で、
ATPが生み出される元になる。

しかし、ここで残念なことが起きる。

エタノールをアセトアルデヒドに変え、
アセトアルデヒドを酢酸に変えるときに、
NADという補酵素を使う。

NADはニコチンアミドアデニンジヌクレオチドの頭文字語。

この補酵素はクエン酸回路でも使われる。

つまり、アルコールを分解している過程で、
NADを使い切ってしまっていて、
クエン酸回路が動かなくなるのだ。

そうするとアセチルCoAは使えない。
せっかく高エネルギーを生み出せる物質があるのに、
使えないことになる。

そしてどうなるかというと、
あまったアセチルCoAは脂肪酸に変わる。
脂肪酸になるときに、NADHを使う。

NADHは、NADの還元型で、
アルコールを分解したときに
NADからできているので、
たくさんあって好都合だ。

飲みすぎた後の、
疲れ切った感じ。

あれはNAD枯渇による、
エネルギー産生不足だったのだ。

そして、脂肪酸は、中性脂肪になり、
血中に漂い、脂肪細胞に蓄えられる。

なぜか、健診の前の日に飲みすぎる人がいるが、
そういう人は中性脂肪1000くらいのことがある。
ようやく合点がいった。

そして、飲みすぎた後の酸っぱい臭いは、酢。

脂肪にならなかった分は、
酢のまま体臭として放出されるわけだ。

アルコールだけでそんなに太るか?

アルコールをまるでざるから漏れるかのように飲むが、
痩せている人もいる。
そういう人はつまみをあまり食べてない。

アルコールが入ると食欲が増す。
太るのは食べすぎが関係しているのではないだろうか?

いろんなメカニズムが言われている。

・アルコールは肝の糖新生を抑制して低血糖を起こす。
だからたくさん、特に糖質を食べたくなる。
・アルコールは胃腸の血流を良くして食欲を増進させる。
・アルコールは食欲増進ホルモンを増やし、
食欲抑制ホルモンを抑えるので、食欲が増す。

とにかく、飲むと食べたくなる。

ぼくも飲むと食べる。
だから、体重が増えたのかな?
1kgくらいは平気で増えるよね。

アルコールで不足する栄養素は?

アルコールの量が多いと起きる栄養素不足がある。
一番有名なのはビタミンB1だ。

アルコールは通常アルコール脱水素酵素で分解される。

しかし、そのルートで処理が追い付かないと、
ほかのルートも使う。

それがMEOSというルート。
MEOSはミクロソーム・エタノール酸化系の頭文字語。
このシステムはビタミンB1が必要だ。

またアセトアルデヒドからアセトインというケトン体を
作る反応もある。
この反応もビタミンB1を消費する。

ちなみに、アセトインはヨーグルトもしくはバターのような香り。
発酵の香りだ。

真っ赤になるけど飲める人はアルデヒド脱水素酵素の働きが弱い人で、
日本人の4割。
その人たちはアセトインができるているだろう。

ビタミンB1は糖質の代謝にも使われる。

つまり、アルコールを飲んで、締めにラーメンでは、
ビタミンB1不足まっしぐらということだ。

ちなみに、ビタミンB1の補給源の王道は豚肉だ。
ビタミンB群全般のマルチビタミンサプリメントで、
補うこともできる。

グルテンフリーのアルコールはどれか?

グルテン入りのアルコールは多い。

ビール類は大麦、小麦から作られている。
ウイスキーも麦類からできている蒸留酒だ。
バーボンはとうもろこしから作られる蒸留酒。
ジンやウォッカは大麦、じゃがいも、ライ麦から作られる蒸留酒。
そして、日本酒は米からできる醸造酒。

これらを避ければ、完璧なグルテンフリーだ。

ワインはぶどうからのみできている。
ぶどうはグルテンフリーだ。

ラム酒を使ったカクテルはグルテンフリーだ。
ラムはさとうきびの糖蜜から作られる。

テキーラを使ったカクテルもグルテンフリーだ。
テキーラは竜舌蘭(りゅうぜつらん)から作られる蒸留酒。

ちなみに、りゅうぜつらんはアガベと言われる。
アガベから作られた甘味料アガベシロップは一世風靡した健康甘味料。
その後それほど健康じゃないことが知られて下火になった。

まとめ

グルテンフリーでいくなら、
お酒はワインか、ラム酒か、テキーラ。

しかし、飲みすぎれば、
脂肪としてたまり、
エネルギー不足を起こし、
ビタミンB1不足に陥る。

一緒に食べすぎれば体重も増える。

お酒は楽しくほどほどに。

月に数回の機会飲酒がいいのでは?
長生きにもいいよ!

 

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